いつもお世話になっております。未だ桜の開花情報はありませんが、あと10日も過ぎればポロポロ咲き出すでしょうね。今日は曇りがちで雨模様になりましたが、皆様に於かれましてはお元気にてお過ごしのことと存じます。この辺りも開発の波が押し寄せています。新規開店の大型店やドラッグストアの乱立が凄いです。高層階のマンションやアパートの建設も多くて、人口が増えていく点は良いのですが、地元の店舗が疲弊する事態が生じています。近江八幡市内も観光目当てのお客様が多くなってきました。日帰りで京阪神地区から来県して、カーシェアで観光を楽しまれるパターンが多く見受けられます。そして、近江牛の旨い店が沢山出来ました。あとは琵琶湖八珍のお店とかが流行っています。ただそれだけでいいとは思いませんが、思い出に残る土地にしていかないと折角のご馳走も景色もワンパターン化します。こんなものかって、気持ちが独り歩きしだすと情けない情報しか残りません。琵琶湖は淡水ですし、海ではありません。湖のうみならば大阪湾にそそぐ唯一の河川なのですから。関西地方の良い所が随所に見られるのも滋賀県ですし、近江八幡は中でもへそにあたります。水運を活用した時代には戻れませんが、八幡には西の湖がありますし、権座やクリークには葦の群落が続きます。今では廃れたヨシ細工のええもんがあったのですね。ヨシに限らず竹細工も盛んでその奥には押絵の世界があったのです。戻るに戻れなくなったこの近江八幡のええとこはなんやねん?私は渡しに通じると思います。渡合から先の琵琶湖は正しく丸子船の世界があったに違いありません。商い人が海津から日本海の物資を現在の坂本に運んだとされています。渡しに使われた道具も残っているようです。田船ってこのような感じなのでしょうね。手漕ぎでゆらゆらと行き交うはずの八幡堀にはエンジン付きの観光船がありますし、時間が気にならなければカヤック等で漕ぐのも本当はいいと思います。情緒も風情も楽しんで欲しいですね。何処かで脱線したみたいですが、ゆっくりなら自転車でしょう!これが一番。これを言いたかっただけかも知れません。もう直ぐにやって来る春うららさんにそよぐ風になってみたいです。此処までお読み下さいましてありがとうございます。どうか楽しく過ごして下さい。ステイホームも大事です。けれども繋がりは決してたやすいものではありませんが、大切にしたいです。そのように感じます。
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